アマレス出身のMAX宮沢からUWFはどう見えていたのか? 格闘家としての視点からUWFについて語ってみました。
アマレス出身レスラーから見たUWF
UWFはガチだと思っていたか?という答えにくい質問に答えにくそうに答えるMAX宮沢の姿が印象的でした(笑)。
アマレス界とプロレス界
山梨学院大学や綜合警備保障というアマレス界ではそれなりに名前の通った場所で競技を続けていたMAX宮沢から見て、「プロレス入りする準備としてアマレスをやる」という選手がそれなりにいたという事実が明かされます。
アマレスとプロレスは別物であるとはいえ、かなり似ているのは間違いなく、プロレスへの憧れを持った選手が相当数いるということでしょう。このへんはキックボクシングなど、打撃系の格闘技とはかなりノリが違いますね。
キックボクシング、空手、ボクシング、あるいは柔道などは、ジムや道場でプロレスの話をするのはかなり危険な行為です。これはアントニオ猪木が推し進めた異種格闘技戦で、上記競技の選手が負け役になることが多かった経緯から、プロレスへの憎しみを持った人が多いためでしょう。
収録こぼれ話
UWFをリアルタイムで見ていた当時、ガチだと思っていたかどうかは、プロレスを見る上でかなり重要なポイントです。ガチだと思っていたならば、やはりUWF幻想、プロレス最強幻想と無関係ではいられません。
UWF幻想は高田延彦vsヒクソン・グレイシーで崩壊するわけですが、それを信じていた者にとってはとてつもない衝撃がありました。MAX宮沢の証言からすると、アマレス界にはUWFやプロレスへ憧れる風潮があったということですから、当時のファンに近い心情を持っていたアマレス選手は多かったものと思われます